建物の柱穴、井戸、段々畑の遺構が出土 八幡・ 女郎花遺跡
京都府の八幡市教委は29日、 同市八幡大芝の女郎花(おみなえし)遺跡で、古墳時代と推定される建物の柱穴や井戸、 鎌倉時代から中近世にわたって耕作されていたと見られる段々畑の遺構が出土した、と発表した。
女郎花遺跡は男山丘陵の東側。斜面から、柱穴4つと直径約1・6メートルの井戸1基、排水用の溝、 平安時代末期まで農業や生活に使われたとみられる直径約16メートルの人工池の跡などが見つかった。 この上にたい積した鎌倉時代以降の地層からは、段々畑跡が出土した。
調査は、道路建設に伴い、8月初旬から約450平方メートルを対象に発掘した。周辺からはこれまでにも、西車塚、 東車塚古墳などで構成する男山古墳群などが確認されているが、庶民の生活を伝える遺構の発見は男山では初めて。
現地の北約500メートルには、名刹(めいさつ)、正法寺があり、市教委は 「1191年の正法寺創建で人が集まったため斜面が造成され、耕地利用されるようになったのでは」と推定している。
10月1日午後1時半から現地説明会を行う。問い合わせは市教委社会教育課Tel:075(983)5746。(京都新聞) - 9月29日22時48分更新

